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■僕の周りの電車男・完全版 (2007.07.26)

 

今日、たまたまTUTAYAに立ち寄って何か借りるかなーとDVDレンタルスペースを見ていたら、懐かしいタイトルを発見。

電車男・・・。

前に一度見ましたが、なかなか面白かった。このモデルになったカップルが実在するというのはいささか疑問が残りますけどね。

ただ、この映画が僕の頭にずっと残っていたのは、あるコトがずっと昔にあって、今でも鮮明に残っているから。

いやね、やったんですよ。この設定(女のコと全く話したことないオタクな男性が、仲間の力を借りて何とかするというシチュエーション)での実話を10年ほど前に。

元々は僕がミクシィで昔にダラダラと書いていたものですが、もういいや。前に読んだことがある人でも楽しめるように色々増やして、再度掲載します!

題して! 「僕の周りの電車男・完全版」

上記に書いた通り、僕の周りには「電車男」をかなり忠実に先取りした人がいます。
それも、9年前・・・。
僕が当時19歳。今もそうですが、オタク真っ盛りだった時のこと。この時の彼女は「WHITE ALBUM」や「久遠の絆」でした。エロゲーと、バイト先の女の子からの誘い、どっちを取るかとなった時は、間違いなくエロゲーの頃。


そして僕の旧友に、O君という人がいます。当たり前ですがその当時の友人なのだから、オタク真っ盛り。とてつもなく冴えない顔をしていました。当時は確か・・

身長165cmくらい 体重60sくらい
顔は何だろう、どの芸能人にも似てない。強いて言うなら、ナスみたいな輪郭に、「しけた顔」という表現が似合っていました。
好きなものはエロゲー、漫画、ゲーセンなどなど。洋服は両親がイトーヨーカドーあたりで買ってきた服をいつも着て、上野の路上で買った十字架のペンダントをしていました。
で、性格がうーん、お世辞にも良いとは言えなかった。何ていうんだろう、女々しいというか、腐っているというか・・アレだ!男なのにどうでもいいことで拗ねるんだった!そういう人。

その当時、僕はあるサークルに所属していました。まぁ、漫画やアニメを基本にしているんだけど、多目的サークルって言うのかなぁ。ご飯食べに行ったり、映画見に行ったりと、普通のアニメ系サークルとは比較にならないくらい女の子が多かったんですね。

さて、そんなO君ですが、Mさんという女性(当時18〜19歳)に恋をしました。Mさんは、そのサークルの中ではまぁ・・人気のある女性でした。快活というか、よく笑うというか。こういう女性って、この手のサークルではモテるんですよね。
あぁ、 「私は前世の記憶を持っていて、4人探さなければならない人がいる」 と言っていましたね、そういえば。4人とも見つかったんでしょうか。2人までは見つかったとか当時言っていましたが・・。

まぁ、要するにちょっと明るい電波系の女です。

恋の切っ掛けは罰ゲーム。確か、彼が注文したお好み焼きが量が多すぎて、食べ切れなかったんだっけな?

誰か 「お前、こんなに頼んで残すなよ!ふざけんな、馬鹿!」
O君 「そんなこと言われましても・・ブツブツ」

確か、こんな感じで始まって、お冷にテーブルに有った食塩を入れて「塩水飲んで吐いて、また食え!」って迫った奴が別にいました。
で・・・なんで、そんな風になったのかはいまいち良く覚えていません。そいつと、O君の言い合いが何度か続いて

「じゃぁ、オマエ!Mさんに告白したら勘弁してやるよ!俺が前世の3番目だって言ってこい!」

こんな流れになったんだったと思う。
普通、こんな流れじゃ、好きでもない女の子に告白なんかしませんよね。
まぁ、今思えば最初から気があったんでしょう。

O君 「いいよ!告白してやるよ!」

こんなノリになりました。まぁ、そうは言っても本当にするはずがないとその場のその周りにいた人(僕も含めて)はみんなそう思っていたのですが・・・。
で、Mさんが用事があるから先に帰る・・と、店を出た時、誰かが「おい、O!オマエ、Mにコクるんじゃなかったのか?まったく、いつも口だけなんだから・・」と言ったら、O君、無言で外に飛び出して行った。

まさかね・・・と思っていました。

「おい・・出てっちゃったよ。本気?」
「まさか・・。幾らなんでも、やるはずないよ」

こんな会話が行われ、10分くらいしてO君戻ってきた。

O君 「やったよ、告白してやった!」

はぁ???
もう、場が凍っていましたね。何を言ってるんだって感じで。

「どうやったの?」と、その場の友達が言ったら

走って行って、歩いていたMさんの肩を掴んで自分の方向かせたそうです。「な、なに?」という返事があったみたいで、その後に「好きだ、付き合ってくれ!」と言ったと誇らしげにO君が語ります。

「で・・・彼女の返事は?」と、また誰かが言った。

「直ぐには返事できないから考えさせてください」と言われたと言っていました。
場のみんな、どうしていいか解らない感じですが、O君だけはやり遂げたっていう顔と、興奮しているのか饒舌。

僕が、「お前さ、この後どうするつもりなの?」と聞いたら

O君 「わからない・・。どうしていいか解らないよ、山木!どうしたらいいかな?デートってどうするんだ?」

またまた場のみんな、ドン引きですよ。


こうして、 「デートどこか頼む」 という友人の頼みをみんなで何とかしようというプロジェクトが、電車男が流行る10年も前に、既に行われようとしていたのでした。

 

 

■ 僕の周りの電車男・完全版 2  (2007.07.30)

 

さて、 続きです。
告白して、なかなかの興奮状態に入ってしまっているO君。それは、初めてスーパーサイヤ人になったべジータのようでした。


いつになく饒舌なのですが、この僕らが所属していたサークル。僕みたいな、探偵ファイル→East Endになる前から人生マイペンライ!楽しければOK!みたいな人もいれば、メチャメチャ心配性な人もいたし、生真面目が服着ているような人もいた。
そういう人から見ると、お好み焼きの罰ゲームで告白したなんてO君は不真面目&本気の恋じゃないと思われてしまったのでしょうね。


当たり前かw


魔女裁判が始まりました。以下、なるべく当時のO君と2人いた真面目さんの会話を再現。

真面目1「君さぁ・・・本気なの?」
O君 「何が??」


真面目1「何がって、Mさんのことだよ!本気で好きなの?」
O君  「なきにしもあらず」

さすがO君!そのセリフはそこで普通は出てこないよ!強がったつもりなのだろうけど、本気で色恋の話をしてきている相手にはまずいというのを解っていません。


ちなみに、このセリフで笑ったのは、僕含めて後に 「デートどこか頼む」 プロジェクトをサポートしたメンバーだけでした。

ようは、そういう奴らしか味方にならなかったんだよねー
今思えば、最終的に僕らがサークルから遠ざかって行った遠因のような気もする。

真面目2「何が、無きにしも非ずだよ!ふざけてんのか!?」
真面目1「お前はいい加減な気持ちで告白して楽しいのかもしれないけど、Mさんは次から来難くなっちゃうんだぞ!」

真面目1「来なくなったら、責任取れるのか?」

まぁ、 こんな感じでヒートアップしてく感じだったので、僕らで「まぁまぁ、ネタで告白なんて出来ないって。罰ゲームとはいうけど、本当に好きなんだよな? じゃぁ、それを応援してやらないと」とフォローに入ります。ちなみに、この時に「そんなこと」と更に強がるO君のわき腹に肘鉄入れて黙らせた気がする。

でまぁ・・・不承不承、この場は解散。僕も、「あー、面白かった」と普通に家に帰りました。
だって、どうせネタで告白したところで、Mさんが本気にするはずないもんね。適当に断って、O君が1年くらいからかわれるネタ提供しておしまい・・・くらいに思っていました。

だけど・・僕も9年前は甘かったんですね。人間関係・色恋ってのを甘く考えてました。

その日、家に帰ってシャワーを浴びてドリンク飲みながらゲームに勤しんでいた時、携帯が鳴りました。誰だろう?知らない番号だ。
出てみると・・・

「もしもし、Mです。あの・・・相談したいことがあって」

Mさん、キターーーーー!!!!!!!!
何で、Mさんが僕の携帯鳴らしてくるんだろう。

「あ・・はい、何?」と聞いた所、

「O さんが私に告白してきたことは、山木さんも知っていますよね?さっき、Iさん(真面目さん1号)から電話有って、あれは罰ゲームでやらされただけだから気 にしないでいいよって言われたんです。本当ですか?あ・・山木さん、Oさんと仲よさそうだなと思って、番号を色んな人に聞いちゃいました」

もう、本人にバレてるし!!!

し かも、人の色恋勝手に電話するなんて、Iも無粋な奴だなぁと思いつつ、あちゃぁ・・・こりゃ、O君は望みないねぇと思いながら「いやー、罰ゲームってのも 確かにあるのかもしれないけど、ネタで告白なんて出来ないよ。たぶん、前々から好きだったのを、告白するいいチャンスにしたんじゃないのかな?普通に受け 取ってみたらいいと思うよ」って、フォローの会話を進めて行ったところ、

「えぇ・・・と、気になってるのはOさん、 自分のことを私が探している三人目 だっ て言ったんです。でも、私はそうは思わないんです。だけど、前世のことって・・・中々思い出せませんよね。もしかしたら私が思い出せないだけで、Oさんは 思い出しているのかもしれないし。そう考えると、無碍に出来ないっていうか・・。あの、どうしたらいいでしょうか?私、こういう状況に慣れていなく て・・・」

誰か、この女の電波受信止めろ!!!

そうでした、この人は前世の記憶を覚えていて、4人探さないといけないって真顔で言い出す人なんだった。
好きになるOもOなら、MもMだと軽い頭痛を覚えます。

「じゃぁさ・・・自分でも解らないんだったら、少しOと付き合ってみたら?付き合うって変な意味じゃなくて、遊んでみるとか。今まで殆ど話さなかったじゃない?知り合ってみたら、解るものもあると思うよ」

このように、O君のフォローを入れました。良かったね、O君。これで、一回はデートできるよ。今度何か奢らせよう。
と、自分の中で完結しようとしたら、

「でも・・・私、Oさんは・・。その・・・」

ヤバイ!! 言葉は濁しているけど、この後に「生理的に受け付けない」「ダサい」「気持ち悪い」「好きじゃない」「付き合えない」「友達ならOKだけど、彼氏は無理」というセリフが続きそうです。

・・・フォローを入れておこう。

「そう決定するのはまだ早いんじゃないかな? 三人目という可能性だってあるんだし、Mさんのことを好いているんだから、もの凄い変身するかもしれないよ?もしかしたら、Mさんのタイプど真ん中かもしれない。確認しないなんて、勿体ないぞ」

「そ、そうでしょうか・」

こんな感じで押し切って、気がつけば一回だけデートしてみなって!って取り付けた僕がいる。
本家・電車男と違うのは、周りのオブザーバーが物語りを進めてしまったことだろうか。

強引にMさんからの電話を切って、さぁ・・・どうするべきかとタバコを吸いながら考えていると(この時は吸ってました)、今度はO君から電話が。

「あのさぁ・・・さっきも言ったけど、俺、全然デートとか解らないし、女の子とどう話していいか解らないんだよ。お前や、布施(僕の友達)って、そういうの得意そうじゃん??色々教えてくれないかなぁ・・あっ、明日、俺の家まで来れる?作戦会議だ!!」

何を言っているんだ、コイツハ。なんて勝手な奴なんだろう・・と思いつつ、よく考えてみれば O君も、Mさんも・・・何故か僕を中間に入れている。そして、そのことを二人は知らない。

あれ??これって、いい玩具の出現じゃね??

こんな事を30%くらい思いつつ、O君がネタが最初とは言え、好きになった女の子がいるのなら、成就するように手伝ってあげようという気持ちが50パーセントくらい?
あとの20%は、何となくだったと思います。

「いいよ、協力してあげるよ」

こう返事するのでした。そして、これが電車男でも有ったように、彼の改造計画の第一歩となります。

在りし日の冬w

 

 

僕の周りの電車男・完全版 3 (2007.08.01)

 

○「デートどこか頼む」第一章・O君改造計画

本家・電車男でもありましたが、まず・・O君のダサ過ぎる服装や外見を何とかしようということになりました。
このプロジェクトに関わることになったのは、僕含めて数名。みんな、O君の友達ではありますが、 「いい玩具発見」 という気持ちも少なからず持っている、人生マイペンライな奴らです。

・山木
言わずと知れた、僕。9年も前になる当時から、ネタ人生を歩むことが決まってたかのようでした。

・布施
中学の時からの悪友&親友。ある人曰く、単体では別に害がないんだけど、僕とコンビを組むと化学変化起こすらしい。僕らが二人一緒にいるところに近寄りたくないってよく中学の頃から言われた。
袴田吉彦にかなり似ていて、メチャメチャモテた。オタクってわけではありません。O君とは、一緒に行ったスキーで知り合い、その頃から玩具扱い・・・w

・佐藤A
高校からの友達。基本的にいい人なんだけど、悪ふざけがかなり過ぎる人。その一方で、朝の5時にファミレス呼び出してもブツクサ言いながら来るという従順さも持つ。こういう人、いますでしょ?

まぁ、こんな感じで。では、行動開始とばかりに、告白した翌日に彼の住んでいる東向島(僕達、当時は板橋!)に向かいました。
そう言えば、彼の部屋に入るのは初めてです。

まぁ・・こういう人の部屋に入るわけだから、ある程度の予想はしていました。部屋に「ときメモ」のポスターくらい貼ってあってもおかしくはないって。しかし、予想を遥かに越えていた。

入って、愕然、呆然!!
布施なんかは、口をあんぐりと開けていた。

アニメのポスター ・・・まぁ、それは良しとしよう


アニメのフィギア ・・・それも、まぁ、良しとしよう


本棚には漫画しかない ・・まぁ、いい

僕らが一番あんぐりしたのは、PCに設定されていた壁紙

えーと、、、O君は子供好き!!

これで察してください。そういう方面で有名なアイドルっているんでしょ?そういった子供が、裸の・・・うーん、まぁ、そういう趣味の人間だったんですね、O君は。
ちなみに、法律が改正された今となっては、持ってるだけで危険なその手の書籍、CDに大量に焼いた写真もあったことを加味しておこうか。

ちょっ と前、11歳だかの女の子がTバックで写真集出して騒がれていましたが・・・1980年代のロリ本事情は、そんなモノ軽くブッチ切っていたことはご存知で しょうか?アリスクラブ、ニンフラバー何かは、ほぼ無修正。異物を挿入している写真すらもあったほどです。その一方で、当時は成人している女性はアンダー ヘアーが少しでも映っていると黒塗り。これは、幼女の局部はアダルトとして認識しない(つまり、アダルトとして認識する基準はアンダーヘアーに有ったこと になる)という一線が有ったからと聞きます。ですが、幼女連続殺人の宮崎勤が逮捕されてから、世間の風潮が高まり修正が入りつつ、ロリ本は廃れて行くこと に。

今でもO君はこの手の本やCDは持っているのかなぁ。当時、地元の古本屋でアリスクラブのバックナンバーが有ったよって言ったら、「今から買いに行く!」と目を血走らせていたのが懐かしいw

布施 「え・・・・と、個人の趣味にあんまりどうこう言うつもりはないんだ」

山木 「まぁ・・・レタスが好きな人もいれば、キャベツが好きな人もいるからなぁ」

佐藤 「否定はせんけど、認めもせん」

山木 「だけど!! この部屋にいずれ彼女という関係になったら、呼ぶこともあるだろう!! オマエ、この趣味は不味い!!捨てろとは言わないけど、せめて隠せ!! 痕跡をなくせ!!」

布施 「アニメのフィギアも駄目だ!ポスターも剥がせ!!そのMさんがアニメ好きだって言っても、限度ってもんがあるんだ!」

もう、てんやわんやですよ。

それを間近で見ていたO君、

「何がいけないの? いいじゃん、別に」

この瞬間、改造への道のりは遠いなと思った。

※ 結局、自分の好きな女の子の家行ったら、小さい男の子の映像が壁紙になっていて、そういう本ばっかりだったらビックリするでしょ?そういうリスクは消そう ね。いきなり来るかもしれないし、デートの時に「今から行ってもいい」という流れになったら、片付けが間に合わないよね?? と、小学校5年生向けの説明 をして、不承不承納得した感じでした。

部屋に来て最初にしたこと。

とある方向性を持った本を、ダンボールに詰める

当たり前ですが、「何やってんだ、俺」と100回くらい心の中で思いました

 

 

■僕の周りの電車男・完全版 4 (2007.08.06)

 

さて・・・ここからが改造の本番です。


別に、ロリコンだっていいんです。社会的にはあんまり良くありませんけどね。
まぁ、好みとしてレタスが好きか、キャベツが好きかの違いくらいでしょう。
近くで幼女殺人が起きた時、真っ先に疑われる覚悟くらいは出来ているのだと思いますから。

というか、思いたい。思わせてくれ。

で、改造の一番目。
本家・電車男でもそうでしたが、まずは服装を変えようということになりました。
その時のO君は、

・母親がイトーヨーカドー辺りで買ってきた、服
※ネルシャツ、良く解らないシャツ、ケミカルウォッシュではないけど、安そうなジーパンなどなど

・ABCマートなどで買ったと思われる、よれよれのスニーカー


・上野の露天で買った、十字架のペンダント(どうも、エヴァのミサトに影響されたと思われる)


・上野辺りで買ったと思われる、肩掛けのバッグ


・またまた、よく解らない指輪

こんな感じでした。Mさんがオタク趣味に理解があると言っても、それでも女の子は女の子。一緒に歩いていて、友人と会った時に「彼氏だよ」と紹介できるか出来ないかなどや、一緒に歩いていて恥ずかしくない・・というのは、やはり外見に左右されると思います。

人 は、深く付き合うまでは外見なんですよね、、、 「外見じゃない!心なんだよ!」とたまに熱く語る人がいますが、それは知り合って後々の話であり、おそらく外見の好みがその人に取ってNGじゃなかったっ てだけのことだと思います。人間は情報の70%を眼から仕入れてるということを忘れないでください。
まずは、その問題点の解決から計りました。

布施「3万円ある?」
O君「何で??」

布施「今から、原宿行くぞ。ブランド物は金銭的に無理だろうから、せめて今風に仕立てようと思う」

O君「何、洋服買うの?で、3万円??」
布施「あぁ。早く、支度しろよ」

O君「ふざけんなよ!!!!3万円有ったら、どれだけトレカが買えると思ってんだよ!!今出てるアクリアンエイジ、フルコンプリートできるかもしれないんだぞ!!!!!!!!」

( °д°)

 

趣味のモノ > 基本的服飾

まぁ、オタクと呼ばれる人達の典型的な判断基準ではあることですがw

布施「山木・・・俺、もう降りるわ。無理だ・・・」

布施、その気持ちは良く解る。僕だって、さっさと帰りたい。
だけど、一度乗ったんだから、止めるならO君が「もう、無理だからいいよ」というまで付き合おうぜ・・・ と説得。

山木「O・・あのな、彼女が出来るというのは、金使うものなんだよ。誰だって、みすぼらしい格好しているのを隣に置いておきたくないよな?おまえ、隣に山田花子がいるのと、上原タカコ(スピードの一番綺麗な奴)がいるの、どっちがいい?」

O君「そりゃ、上原・・」
山木「だよな。だったら、自分も気を使う立場にならないと」
O君「・・・・」

山 木「それと、これからも金使うんだぞ?デート代全部折半だったとしても、いや、奢る時だってあるんだからそれ以上なんだけどさ。一回のデートに3〜5千円 はどう安くしても使うぞ?遠出したらもっとだ。誕生日、クリスマス、ホワイトデー、正月、、、イベントの時は更に使うし、何よりもホテル代!自分らが実家 住まいなら、一回折半で休憩なら3000円。泊まりなら5000円。そう考えると、1ヶ月で電話代も考えれば3〜5万くらいは使うんだぞ?だったら、 2〜4万を彼女不憫に思わせないためなら、どってことないだろ??」

何で、こんな事言わなければいけないんだろうか・・・。これくらいの事、言われずとも普通は知っていることのはずなのに。
ずっと、不思議に思いながら説得しました。まぁ、後から解った話なのですが、「こういう話」をする同世代の友達がいないんですね。いないから、解らない。 漫画やアニメから仕入れる恋愛話って、いつの間にか女子寮の管理人になっていたり、転校や入学したら、隣の席にたまたま可愛い女のコがいて、最初からラブ ラブ光線発射!みたいな、現実的でないストーリーばっかりだしね。

これについては、納得済みです。ただ、9年前は解らなかったw

O君「そんな金かかるの?? 鬱陶しいなぁ・・」

も う 見 捨 て て い い で す か ?

返す返すも、9年前は上記の解らない事情が理解出来ておらず、トレカに1ヶ月5万くらい使えるのに、なんで服の一着が買えないのだろうと思いました。

この時は、服を買わせるのはどうも無理っぽいので、別の背格好が似ている友達の服を何着か貰って来ようということになるまで1時間。

実に、非生産的な時間を過ごしたのだと思います。

※こういう実体験があるから、映画版やテレビ版の電車男って、たかが「好きな人が出来た」くらいで良く変われたもんだなぁ・・・と思うわけですよ

 

 

■僕の周りの電車男・完全版 5 (2007.08.08)

 

さて、改造は・・・まぁ、背格好が似ている友達の服を借りたり、アクセサリーにしろ、何にしろ、全部借りてくるということに落ち着きました。

ここで話はちょっと飛ぶのですが、最終的にO君はMさんと一度デートすることになるんですね。
その際、僕らが持っていたパーツを全て総動員することになるのですが、9年前の当時、当時の僕達に一番流行だったファッションはいわゆる

・V−BOY
・キレイ目系

と言われるもの。馴染みがあんまりない方への説明なのですが「Vの字」みたいに、胸を露出させる服のことだと思ってください。
素肌にシャツを着て、第二ボタンまで開けるような感じ。水商売系の人以外にも、この当時は流行っていました。

だから、もちろんこの格好をさせてみることになるわけですが、以下のアイテムを装備!

・背格好が似ている人の、黒のシャツとパンツと革靴
・結構高め(ブランド忘れた)のネックレス
・クロムハーツのブレスレット
・ジバンシィの香水
↑今ではデパートのトイレの臭いとか言われるこの香水ですが、当時は人気ナンバー1でした

なのですが・・・ここまで変身させて・・何でこんなに似合わないんだ!?
服に着させられているというか、何というか・・・
とっちゃん坊やが無理やり背伸びしているようにしか見えない。

布施「服装の問題ではなく、もっと根本的な・・・」

そういう事、言わない!!!!

布施「あと、髪型が良くない。この服装するなら、茶髪にしよう」

O君「えー、嫌だよ!!」

渋がるO君だったので、シャンプーしたら落ちるというスプレーを買ってきました。
せっかく良い色艶している黒髪なんだから、前髪に金色のメッシュを入れよう。

プシュー

 

 

山木&布施&佐藤「・・・・・」

おかしい。何でだ?? 何で、こうなるんだ!!

布施「だから、さっき言った通り・・」

えぇい、うるさい!! もう、デートの時間まで2時間ないよ!
このままで行こう!!
と、連れて行くことになりました。

それと、 前後しますが、「どうやって、デートに誘うか」の話もここで。
普通はそんなの聞かなくても身に付けているものだと思うので、というか、普通に誘えばいいだけだし。それに悩むというのが僕らには解らなかったのですが、 、

佐藤「じゃぁ、早く電話しとけよ。週末誘えば?」

と言ったことに関して

O君「何を話していいか解らないんだってば!! どう誘えばいいんだよ!」

と、逆に興奮する始末
でもなぁ・・・これだけは、その場その場の話でアドリブ聞かせるしかないわけだし、、、
テレクラにでも突っ込んで、知らない人との会話技術を磨かせようかとも思いましたが、失敗することは目に見えている。
さぁ、どしたものやら。

布施「俺が、オマエに乗り移って話してやれれば一番いいんだけどなぁ・・」

O君「それ、ナイス!」

ナイスじゃないって。そんな現実的じゃない話、、
うん!? 乗り移って!?

ここで、僕には神のひらめきか、悪魔の悪知恵が降りてきました。

そうか!俺らが会話の内容を全部解って、次にどう話していいか誘導してやればいいだけの話じゃないか!それをO君に話させればいいだけの話で!!

佐藤「どうすれば、そんなこと出来るんだよ・・?」


山木「出来る!! 俺の部屋には、こういったモノがある!!」

そう・・・・当時、僕の部屋の電話はコードレスホンだったのですが、

【ハンズフリー機能】というものが付いていました!
これを使えば、Mさんとの会話は俺らが聞けるし、内容も解る!!

一同「そうか!!それだ!!」

後から思ったことなのですが、デートに誘うなんて非常にプライベートな性質の会話を皆して聞いていいものなのか。
まぁ、良くはないし、上手く行ったとしても、その内容を彼女が知ったら軽蔑でしょう。しかし、この時は誰もそんなこと気にしちゃいませんでした。

とうわけで、次回は

「ハンズフリーの電話でかけさせて、会話の内容をオブザーバーが解読。傾向と対策を立て、会話の内容を誘導し、O君に話させる」

作戦名 「砂漠のキツネ」 (別に何だっていいんだけど)が発動しようとするのでした。

 

 

■僕の周りの電車男・完全版 6 (2007.08.22)

 

さぁ、「砂漠のキツネ」作戦、発動!!
目の前には、ハンズフリーの電話。O君の周りには、メモ用紙とペンを持って待機している僕たち。

まずは、O君の携帯からMさんの携帯に電話をさせました。
で、出て・・・まず挨拶をさせてから、手はず通りのあのセリフを言わせる。

O君 「あれ・・・なんか俺の部屋、あんまり電波が良くないみたいだから、家の電話から掛け直すよ」

そうして、ハンズフリー電話から非通知でGO!!
作戦スタート!!!!

まず、布施が紙に指示を書きます。

「おまえが告白したこととか、そういうのは一切触れるな。前世の話は向こうが触れてくるまでするな。まずは、次の週末に予定が空いてるかどうか確認しろ」

これを見て、うなずくO君。うん・・?たぶん、O君ならやらかす!まずい!!慌てて、何かを話し出すO君を遮り、僕が指示を出しました。

「次の週末、予定空いてる?と聞け。“暇なら”という言葉を使うな」

これ・・後に探偵ファイル在籍時にインタビューしたナンパ師やスカウトの方とも同意見になった部分なのですが、ナンパに「暇なら」という言葉を使っては駄目です。

「暇なら、○○しない?」・・こんな最低な誘い文句は駄目ですよ?この日記読んでる人も参考にしてみてください。
この誘い方は、何か物でも恵んでやるような哀れみさえ漂います。そして、暇人ほど暇を指摘されるのを嫌うものですからね。

とまぁ・・ちょっと不思議な顔をするものの、そのように聞いてみてくれた。Mさんの返答が

「空いてるけど、どうして?」

・・・ヤバイなぁ。こんな返し方、、、、
告白後の電話なんだから、どう考えたって誘い言葉だというくらい解るだろうに。
案の定、O君はどうしていいか解らない顔をしてきました。

軽く布施を見ると、同じく悩んでいる。そらそーだ。
普通、デートに誘うくらい仲良くなっているなら、こんな返し方されるはずがないもの。
しかし、黙っているのも良くない・・・と、とりあえず指示を返します。

「「俺がその日は暇で遊ぶ相手探してたんだ」という前提を振って、「急がしくないなら、付き合って欲しいな」というニュアンスで言え」

これは、さっきの誘い文句の次の手段として通じる話法。
ようは、こちらの為に是非お力を借りたいのですが・・という流れにすればいいんです。 これだったら、よほどでない限り断りようがないでしょ?

それに対しての彼女の返答が、少し沈黙が有ってから

「どこに行くつもりなんですか?」

キタ! ここがたぶん、誘えるか誘えないかの別れ目でしょう。いわゆる、初デートに誘うのに不適切な場所として有名なのは全部外す必要があります。まぁ、本当なら敢えてそこ選ぶというのもあるんですけどね。そんなのは無理だろうし。

・遊園地系
・買い物系
・○○園系
・遠足系(海とか山とか)

この辺外してチョイスなんて、最初からO君に伝えてありました。
ちなみに、このチョイスが何で駄目か解りますか?
遊園地は平日に行かない限り、待ち時間の間に話す話題が尽きます。

あぁ、あと女の子はみんな好きなんだろうからって思い込みで「ディズニーランド」誘っておけば大丈夫だろうってのも止めたほうがいい。

ディズニー好きな人も確かにいるんですが、そうでない人もいます。僕の女友達で、 「ミッキーって所詮ねずみでしょ?あんなのの何が萌えるのかさっぱり解らない」 と言い切ったのがいる。

買い物は、趣味が合わない限り、他人の買い物ほどダルイものはありません。だからと言って、幾らアニメ・漫画が好きで趣味がつながっているとはいえ、 休日にアニメイトに一緒に行こうと最初のデートに誘うのは大胆過ぎます。

動物園・水族館などの施設だって、実際にそこまで好きな人ってあんまりいない。 少なくない数の女の子が、せっかく誘ってくれたのにつまらなそうにしちゃ悪いからというのと、最初の付き合い浅い内に高感度を下げたくないから、 「キャー、あの○○、可愛いね!こういう所、好きなんだぁ☆」と言っているだけとでも思った方が無難。あぁ、世知辛いw

まぁ、一概には言えないのだけど、そういう不安分子は全部排除しよういう打ち合わせ結果になって

「ビリヤードかボウリング行って、その後にご飯でも食べない?あ、別に飲もうってわけじゃなくてさ」

これが妥当でしょう、、、
飲もうって誘ってもいいのですが、O君はものすごい下戸。
そして、何よりもいきなり飲みに誘うって結構危険な橋でもある。運動全般もO君は下手だったのですが、別に特訓なんてしなくてもビリヤードかボウリングだったら、ある程度運で勝てるし・・・。

ということで、こんな作戦になりました。なのですが・・・

「うーん・・・。あの、カラオケじゃ駄目ですか?」

カ・・カラオケ! もちろん、予想になかったわけじゃないんだけど、カラオケかぁ!!!
合コンに必須となっているカラオケですが、これは “特に話したいわけじゃなくても、歌ってればいい” という行動も出来てしまうし、相手の歌に合わせて盛り上げなんて出来ないだろうし、何よりも打ち合わせの時点で「俺、カラオケは行ったことはあっても、歌ったことない・・・」というO君の返答が有ったために、除外にしていたものでした。

さぁ、どうしよ。

あんまり長く考えられないし、O君は真っ青な顔しています・・・。と、ここで佐藤が「とりあえず、それでいいと言え」と指示しました。
まぁ・・・それしかないのは間違いない。

そして、この後に、信じられないような条件をMさんは出してきます。

「それと・・・。みんなで遊びに行きませんか?私も他に友達誘っておくから、Oさんも山木さんとか佐藤さん誘ってみてくださいよ」

合コンにされてしまったぁぁぁ!!!!
もう、駄目ぽ。。。。

デートに行こうと誘っているのに、みんなで行こうと切り返されるなんて、「二人っきり」は嫌だと言っているようなもんじゃないかぁ・・・。

結局、事前に僕がMさんにした根回しなんて役に立ってなかったということか・・・

ところが、O君。 妙に嬉しそうです。

「解った!じゃあ、誘っておくから今度の日曜でいい?また詳細は連絡するね!」

と、妙に声が弾んでる。
電話を切ってから、僕が聞きました。

山木 「なぁ・・・何で、嬉しそうなの?」

O君 「え?だって、これでお前らも来れるだろ?良かったー、1人だと不安だったんだー」

三人 「・・・」

なるほど・・・デートについて来て欲しいと。最初からそのつもりだったと。前向きというか、洞察が足りないというか、、
まぁ・・・そう思いたいなら、それでもいいか。

どうせ、このデートで終わるんだし、、、と、僕も佐藤も、それで納得するならいいかと軽く了承しました。そして、精一杯のあがく努力だけはしとこうということで、カラオケを事前練習して、服を借りることになる・・・に繋がるわけですが、

そして、このO君の前向きというか、洞察の無さを軽く見ていたことが僕の甘さだったということに後に思い知らされることになる。

 

 

■僕の周りの電車男・完全版 7 (2007.09.06)

 

カラオケを事前練習したり、O君が着る服やアクセサリーを用意した日を挟みつつ、とうとう合コン当日!
参加したのは、僕と佐藤の二人。布施は他にデートの予定があって無理ということになりました。

Mさん側が連れてきたのは、他に女性が一人。容姿はまぁ・・・いいや。

しかし、ここでハプニング!!
実は僕たちは、O君を着飾って待ち合わせ場所である新宿に行ったわけですが、待ち合わせ時間から30分経ってもMさん達は来ません。

まっ、まさかのドタキャンか!?
なんか寒いものが走ります。O君もイライラしていた。

山木「おい・・Mさんに電話してみろよ」

O君に電話を掛けさせたところ、電話に出ません。
二度三度掛けても電話に出ない。うは、いよいよドタキャンっぽい。もしここでドタキャンなんて食らったら、それはそれで面倒なことになりそうです。

まいったなぁ・・・と思っていたところ、待ち合わせの時間から50分くらい経過した辺りで、“僕の携帯に” Mさんから電話がありました。

 

M「あ・・・ごめんなさい。色々準備していたら遅れてしまって・・あと15分くらいで着きます」


なんで、僕の携帯に電話あるわけ?O君から散々掛けているというのに。

そして、着信履歴残ってるだろうに・・。 事情を言うと、明らかに不機嫌そうになるO君。

O君「はぁ?なんで、山木に連絡あるんだよ!普通、彼氏に電話するだろ??」

???
僕の聞き間違いでしょうか。何か、一言だけ妙なセリフが有ったような気がするんですが、、、
しかし、確信が持てなかったので、その事には触れず

山木「だよなぁ・・。普通、お前に連絡しないで俺にするのはおかしいよ」

O君「お前、Mさんと何かあるの?えみりゅん(Mさんの下の名前がエミだった)だけは、手を出さないでくれよ?」

 

σ(・д・★)?

 

なっ、何を言ってるんだ、この男は・・・?
見れば、佐藤もポカーンとしている。

特訓してから、2日しか経っていないのですが、この間にいったい彼にナニがあった??

しかし、「えみりゅん」って・・・とんでもないネーミングセンスです。 あぁ、「センチメンタルグラフティ」ってゲームにそんなキャラがいたけど、そういやO君やっていたわ。そこからもじっているのね・・・。

山木「なぁ・・・こいつ、毒電波にでもやられたわけ?」
佐藤「ありえるな・・・」

僕たち、もうわけ解らんちん。
僕たちのヒソヒソ話にもめげず、「遅いなぁ・・」を繰り返すO君。そして、とうとうMさん達が登場しました。

O君「遅いじゃないか・・。遅れるなら、連絡してくれよ」


M 「しましたよ、山木さんに」

O君「・・・」

なっ、何が起こり始めようとしているんだ!!
なっ、何だ、一体!!!

佐藤「したって言っても、待ち合わせから1時間くらい遅れてからじゃないか。その間、Oは何度も連絡したんだぞ・・なんで出なかったわけ?」

慌てて、佐藤が間に入った。しかし、フォローじゃないぞ。その言い方には棘がある。・・まぁ、一時間待たされてるコイツも、普通に不機嫌なのかもしれないけど。

M 「あ・・・そうだったんですか?気づきませんでした、ごめんなさい」

着歴残ってるんだから、そんなわけない!!ヽ(゜∀゜)ノ

ほ・・・ほんと、何があったんだ、一体??
全く解らないまま、あまり会話という会話をせず、微妙に気まずいままカラオケボックスに向かうのでした・・・・

さて・・・カラオケボックスでの出来事です。
実に微妙というか、重苦しい空気をまといながら、スタートするのでした。

ちなみにこの時は、僕は全くO君が何で変貌を遂げていたのかが解らなかったんです。
微妙に自信を持っている所とかがおかしいなとは思いつつも、その場のノリで変貌する奴くらいの認識はしつつも。まぁ、元々の告白からして、その場のノリでやってしまったようなものだし・・・微妙な自信が付いてるくらいはあるかなぁ、って。

カラオケでは、O君は普通に歌っていました。
まぁ、仕方ないのかもしれないけど、
素人の僕でも解るくらい音程が外れているのが解ります。


それを、Mさんは、思いっ切り、「・・・ふん」という、失笑っていうか、嘲り笑う顔をしていた。


歌い終わったO君が、「なんか、どうも声が出なかったよー、上手くいかないなー」と照れ隠しのような発言をしていましたが、どうコメントしていいか解りません。恋は盲目って言うけど、O君が歌っている時のMさんの顔は、どう考えても好意を持っている人間がする表情じゃない。気付かないのも哀れだ・・・。

この後、Mさんの友達や、Mさん自身や、O君が歌い続けるだけの2時間。所々で会話が入りつつも、直ぐに曲が流れ出してしまうから、MさんとO君はあまり会話していません。席の配置が、テーブル挟んでいるというのもあるのだろうけど。

ただ、時たま嘲り笑うようなMさんがいたり、実に気分良さそうなO君が居たりで、どうしてなんだろうなと思っていました。 佐藤とヒソヒソ話すも、我々が解るはずがない。

ただ、その真相は意外と早く解ってしまったのですが。
え??何で解ったのかって???

そりゃ、Mさんがウキャキャ笑いながら、O君がトイレに行った時に教えてくれたのさ。

「男も女も、色恋の秘密を誰かに話さないわけがない」

特に、ネタにされるような恋なら尚更かw

 

■僕の周りの電車男・完全版 8 (2007.09.14)

 

「男も女も、色恋の秘密を誰かに話さないわけがない」

見て居ない人は、下にある続きからみてくださいね。一体O君とMさんに何があったのか。
それは、まぁ・・簡単と言えば簡単な理由でした。

僕達が話の誘導をした砂漠のキツネ作戦の後に、O君は自分からMさんに電話しているんですね。
いや、それは別に変なことじゃないし、自分から行動したのだから喜ばしいことです。
その電話の中で、会話がぎこちないO君と話している内に、O君を勘違いさせるようなセリフを言って遊んだとか。

Mさんも悪い人だなぁ・・・ていうか、これだけ聞くとかなりムカつく女ですね。

そしてまぁ、3時間くらい遊び終わった後には、もうO君の中では「俺らは付き合ってる」となっているわけか。

「遊んでいる」なんて事をされた以上、もうコレ以上は無理だなとは思うのですが、MさんへO君をどう思ってるかを聞いてみました。

答えは

「ごめんなさい、全然無理です。前世に会っていると彼は言うけど、私はそうは思えないんですよ。私の勘の方が正しいと思います」

・・・前世なんてものは、誰も証明できないとは思いますが、、、

とにかく、これで恋は完全に終りました。後は、どう引き際を悟らせるかだけなのですが・・・

あぁ、そうそう。このカラオケが終った後に、実に微妙な空気をまとわりつかせる食事を皆でしました。
その食事に行く時、Mさんが

M「あ、新宿でも西口の方に行くのは止めてください」

山木「どうして?」

M「友達が西口は多いんですよ。会った時、Oさんのことを説明できないし」

※ちなみに、O君が目の前にいます

 

O「え?説明って何?本当に出会ったらどう紹介するのさ?」

 

M「山木さんや佐藤さんは友達って言いますけど、Oさんは知人って言います。今まで黙っていたけど、その格好の人と一緒にいるの凄く恥ずかしいんですよ!全然似合っていません」

O「・・・・」

こんな雰囲気で食事するのかよ! もう解散でいいじゃん!
実に時間の無駄というか、その食事の中で得する人間なんて誰もいないであろう時間が過ぎて行きました。

食事の内容なんて覚えていません。
各々が適当に差し障りのない会話をしていただけのような。

そんな時間もやがて終わり、さぁ、解散ということになりました。
僕たち、適当に帰るわけなのですが・・まぁ、普通に考えてMさん達を見送った後は反省会になりますよね。
このまま続けても勝ち目なんてないんだから、さっさと諦めた方がいいと伝えなければ・・。

山木「あのさ、もう・・・付き合うのは無理だよ」

O君「何で?」

山木「今日のデートで気づかなかった?Mさん、お前と付き合うのを前提にしているような感じじゃなかったじゃん」

O君「・・・」

・・と、なるべく子供でも解るような感じで優しく諭してあげていたのですが、ここで彼はまた僕の斜め前を行くような発言、例えるなら二塁に投げた牽制球がストライーク!と言われたような驚愕を与えてくれました

O君「俺は別れないからな!」

山木「・・・は?」

O君「何でこんな風になってるのか知らないけど、俺は別れないぞ!」


いや、そもそも付き合ってねぇじゃん

・・はっ!あやうく、↑の言葉が出そうになった。
駄目だ、駄目だ。彼の中で付き合ってるなら、この言葉言っても進展なんて何一つない。

どうしたものか・・・と考えを巡らせようとした時、肩に手が。振り向くと佐藤が何も言わず、首をフリフリしてました。
そうだよな。これ以上付き合う意味はどこにもないし。
後はO君とMさんの問題だから、放っておこう。






と、考えがまとまりました。「放置」と心に決めると、こんな楽なものなのね。
さー、帰ろ、帰ろ。

そういうワケで、この場は解散。
しかし、一度こういった表舞台に立った以上、降りることは許さないとファッキンな神様が僕をリングに戻したのはこれより2日後。

Mさんから電話があり

「本当、Oさんを何とかしてください!」

こう相談されたことから。

どうしたの?と聞くと、何やら毎日電話が掛かってきて(この当時、メールはない)いるらしい。出なくても、それこそ何度も。
あちゃぁ・・・って感じですよね。

まぁ、ここからMさんと何となくの会話が始まったわけですが、今回は彼女にも非がある。
恋心に付け込んで、3時間もからかうからこんな事になったわけで。

山木「というわけで、君にも責任あるんだよ。もう一度会って、ちゃんと伝えればいいんじゃないの?」

Mさん「嫌ですよ、何されるか解ったものじゃない。それに、私は彼氏いるんです!何でこんな目に遭わないといけないんですか!」

・・・おい

あんた、彼氏いて今の今まで「遊んで」いたわけか・・・

Mさん「だって、遊びたかったんですよー。デートは、山木さんや佐藤さんと一度遊びに行きたかっただけのことだし」

あーあ、本当にO君もO君ならMさんもMさんだ。
もう勝手に泥沼に突っ込んでいけばいいんですよ。これ以上、僕のゲームの時間を奪わないでおくれというのが、本音。

山木「いや、悪いけど正直同情できないよ。自分で呼び込んだことじゃないか。てか、彼氏いるって伝えればいいんじゃないの?それで万事解決」

Mさん「いや、彼に迷惑がかかるのは嫌なんで・・」

山木「今まさにこの瞬間、俺に迷惑がかかっているんだけど?」

M「・・・。いや、まぁ、それはOさんの友達だから」

山木「だから、ここまで付き合ったけど、これ以上は無理です。それをO君に言えばいいだけだと思うよ。じゃぁね」

M「ちょ・・」

はい、終了。もう、馬鹿馬鹿しくて涙が出ます。
その後、ビール飲みながらゲーム開始。やれやれ、ようやく僕に平和な時間が戻ってきました。




平和な時間は30分で終わりました。

O君から着信が有って、出てみると案の定「Mの奴、他に彼氏がいたんだって!畜生、許せねぇよ!」と興奮している。
まぁ、当たり前なんだろうけど。

山木「まぁ、彼女も悪いよねぇ。これに懲りず、新たな恋を・・」

と、上手くまとめてシャンシャンにしようとしたら

O君「いや、許せない!Mも I も!! 殴りこみに行くから、付き合えよ、山木!」

・・おまえはどこのヤンキーだっていうんだ。何を殴りこみ・・って、I?? Mさん、彼氏の名前言ったのか・・って、じゃぁ I って、あのI??

I君とは、一番最初のお好み焼き屋で、彼に罰ゲームで付き合うなんて言うなって説教垂れた人のこと。

あぁ・・・どんどん泥沼。

※ちなみに、O君の電話を切って10分後にMさんから電話が掛かってきて「どうしよう・・・Oさん、だいぶ興奮していて・・」と電話を切ることを許してくれなかったのでした。

 

■僕の周りの電車男・完全版 9 (2007.09.19)

 

さて、電波男・・・じゃなかった、電車男の続きです。

この当時、僕は深夜のコンビニでアルバイトしていました。
そのコンビニが伝説にくらい暇な店だったというのもありますが、夜勤で入った21時から終る6時までの間の中で5時間ほど、O君とMさんとひっきりなしに電話してたことがあります。

内容は愚痴だったり、これからどうしたらいいか・・など。
まぁ、それに付き合う僕も僕なんだけどさ。

仕事している時にそれなんだから、仕事してない日なんて合計で8時間とか話す時もありました。もう、馬鹿の領域ですね。

この当時、携帯電話の通話料金って今ほど安くありません。だから通話料1万円制限かけてる人やPHS使う人が多かったんだけど、僕はそんなもの入れていない。
こちらから掛け直すことも多かったわけだから、通話料金が凄いことに・・。

Mさんの当時住んでた所は八王子。通話料金日割りすると、高速代とガソリン代足しても、毎日八王子まで会いに行って話した方が安いという結果に痺れそうになりました。

何で、そんなに電話するようになったのかって?

それはね・・・O君が今回の話の詰めの詰めをやらかしたからです!

それは、僕と佐藤とO君がファミレスで飯食ってる時に起きました。

O君 「Mの奴、絶対に許さない!何とかしてやる!」

と興奮冷めやらぬO君。そんなことしたって何も良い事なんて起きないよ、女性は追い縋ったって逃げるだけだよと諭そうとするも、まったく効果ありません。

O君 「しかし今思えば、やらなくてよかったよ。スゲェ臭そうだもん」

こういう天邪鬼なセリフもO君らしいといえば、O君らしい。
童貞の彼が言うセリフとは思えませんが、落としたリンゴは酸っぱいんだと思うことが合理的に忘れることへの第一歩。

あぁ、そうそう。これまでの日記の中でMさんの外見について触れていませんでしたね。最初の頃に映像を出したけど、小さいか。

唯一残ってる写真がこれ。まぁ、気持ちばかりのモザイクを。

無理やり芸能人に例えるんであれば、松雪泰子・・かなぁ。
正直、顔はそんなに良くなかったです。彼女がモテたのはアニメ・ゲーム系のサークルで女性の絶対数が少なかったのと、活発で良く笑ってたから。

しかし、蓼食べる虫も好き好きならと始るのも恋ならば、可愛さ余って憎さ百倍となるのも同じく恋。

クライマックスへの加速装置となる事件は、そのファミレスで起きました。
あまりにも愚痴が煩かったんで、「そうだな、一発くらい殴ってもいいかもな。いいか殴る時は拳痛めるから、何か物で殴れ!そうだな、灰皿とかがいい」と彼の話に付き合っていたら、満足そうにうんうんと頷くO君。

そして事件は起きました。

トイレに立った佐藤の携帯を手に取るや、ピッポパッポと電話始めるじゃありませんか。

※O君が電話すると、もう出ない

「もしもし、Mですが」(声までハッキリ聞こえてきました)

 

O君 「あ、もしもし!? Oだけど、一発殴らせろ!」

 

・・・ピッ(電話を切った)

( °д°)
( °д°)
( °д°)
( °д°)
( °д°)

え・・と、何か伝えたいことはあるはずなのに、上手く言葉が出て来ないや。

O君「うん?どした?」

山木「えと・・・俺はフィンランドで生まれたせいか日本の慣習について良く解らないみたいだ」

O君「何言ってんだ、おまえ? 頭おかしくなった??」

心の底からオマエモナーと突っ込みを入れてやりたいのですが、今ある現実に理解があまり付いていけません。

そして、佐藤が帰ってきた。

O君「あ、えっちゃん?(佐藤のこと)電話借りたからー」
佐藤「あ?電話??」

無言で僕が発進履歴を表示して彼に渡す。

佐藤「・・・!なんでMさんに電話してるんだよ、おい!!」
O君「俺だと取らないからさ」

佐藤「で、一体何を!」
O君「一発殴らせてくれって言った」

佐藤「嘘だろ??」

山木「いや、嘘じゃないんだ・・・今、目の前で見たよ。えっちゃんさ、日本じゃ振られたコへの餞別に拳を馳走する習慣があるのか?」

O君「ふられたワケじゃねぇよ!」

とまぁ、にわかに起こったコトに信じられない僕と佐藤が彼を責めるというか・・そういう会話をしていたのですが、この時に僕の携帯が鳴りました。

・・・まさか

Mさんから電話だ。・・・仕方ない、出よう

山木「もしもし・・」

Mさん「もしもし、山木さん!?今、Oさんが電話を掛けてきて!あ、Oさんの電話じゃなくて佐藤さんの電話だったんだけど!!一発殴らせろって!!どういうことですか!? 何でそんなに恨まれなきゃいけないんですか!佐藤さんもグルなんですか!?そもそも・・・(中略)」

とても興奮しているせいか、彼女の声が漏れて佐藤とO君に筒抜けです。
O君は何が面白いのか、ニヤニヤ笑ってる。佐藤はぽかーんとしている。

Mさん「山木さん!?聞いているんですか!? ・・あ、もしかしてそこにOさんいるんですか!??」

山木「・・・いません。今、寝起きでボーっとしているせいか、ちょっと理解が追いつけないんでまた後で掛けるよ」

Mさん「はい、お願いします!」

 

こうして、話はとうとう佳境に! 次回、ラスト!

 

■僕の周りの電車男・完全版 FINAL (2007.09.26)

 

さて、思いの他長く書いてしまった電波男の最後の話です。

「一発殴らせろ」という、実にビックリな脅迫をやらかしてくれた後から、僕のところにはひっきりなしにMさんから電話が掛かってくるようになりました。

Mさん 「本当、ありえない!」

こんな感じで最初は憤慨していたMさんですが、無言電話が一日40回とか掛かってくるようになると(これ、今をもって誰がやっていたのかの確認が取れません。まぁ、限りなく黒な奴はいますが)、だんだん大人しくなってくるというか、自分の身を心配するように。

Mさん 「私、もしかしたらレイプとか、刺されたりとかするんじゃないですか・・・?」

山木 「まぁ、一発殴らせろと言っているしねぇ」

Mさん 「ちょっと!守ってくださいよ!」

山木 「何で、俺が? 知らないよー」

Mさん 「友達でしょ!」

山木 「そういうのは彼氏に言わないと・・・」

Mさん 「巻き込みたくないんです!」

山木 「何を今更言っているのかって話デスヨ」

まぁ、こんな実に生産性の無い電話が一週間の内に何回も繰り返したわけで。


同じく、O君からも

「どう殴った方がいいかな」
「いつ行った方がいいかな。家かな、バイト先かな」

こんな感じ。

でもまぁ、そうは言っても本当に殴りに行く感じではありませんでした。そういうことを口にすることによって、気持ちを発散させているというのかな・・・。
その辺りは、O君よりMさんの方がテンパッていたのかもしれない。


そして、何度か電話している中で「一度だけ、形だけでも謝った方がいいんじゃない?」ということになりました。
物凄く申し訳なさそうに、元気無さそうに言えばそれで解決するんじゃないのーって言って、それをMさんも納得して。

で、電話取られちゃ困るわけだから、わざわざO君がバイトしている時間に電話掛けて留守電に残すという手法を取ったのですが・・・

その留守電より4日後のこと――

ある理由によりO君の家に行くことになったのですが、行った時にO君がニコニコしながら

 

O君 「山木、ちょっとコレ見てよ。良く出来てると思わない?」

うん? 何だろう?
あ、Mさんの写真がパソコンの中にある
(この当時、デジカメなんてありません。「写るんです」とかで撮って、写真はスキャナーで取り込んでいるということ)

わざわざスキャンしたのか・・。そんな事しても、なんの足しにもならんのに・・。

O君 「でさー、この音声ファイルをクリックすると」

音声ファイル?

ポチッ

「・・・・・もしもし、Mです。・・・・すいませんでした」

O君 「なっ、良く撮れてるだろ?この間、留守電に入ってたからPCに保存してやったよ」

 

(・∀・)
(・∀・)
(・∀・)
(・∀・)
(・∀・)

 

山木 「なぁ、Oよ。俺はヴァチカンで生まれたせいか、日本の慣習がよく解らないみたいだ」

O君 「はぁ、何??」

まさか、ここまでするとは・・。
ちなみに、このことをMさんに後日教えてあげたら、

「いやぁーーーーー!!!!!気持ち悪い!!!」 と電話口で発狂してたなぁ。

まぁ、さもありなん。

山木 「いやー、これだけ縁深いんだから、前世からの3人目なんだよきっと」

こう悪ふざけで言ったら、「そんなこと絶対にありません!」と泣き喚いていたようないないような。

こんな感じで長く続いた「電車男シリーズ」如何でしたでしょうか?
まぁ、現実なんて、映画みたいにハッピーエンドにはならないようです。 今、彼は何しているのかなぁ。
O君の当時大好きだったギャルゲーに出て来たセリフを使って、今回のシリーズの締めくくりとします☆

「奇跡は、起きないから奇跡って言うんですよ」

これをO君に言ったら、「ムキっー」って暴れてたようないないような。

 

 

おしまい☆

 

 

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