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■同級生がストーカーにメタモルフォーゼしてた (2007.06.25)
中学の時の友達は今でも付き合い割りとあるし、卒業名簿見ても殆どの人は名前と顔が一致するのですが、高校時代は思い出と言えるようなモノは学校外にあるような生活をしていたせいか友達も少ないし、これと言って楽しかったこともなし。
そんな学校でも何人かは名物生徒(人から言わせると僕もそうだったらしいけど)もいて、ひときわ異彩を放っていた人が僕のクラスにいました。
T君。

卒業名簿でも、隣の隣。 クラスでも席が近いから覚えが良かったというのもあるけれど。
しかし、今とは比べモノにならないくらい目付き悪いな、僕・・・w
なぜ覚えが良かったのかというと、ストーカー予備軍だったから。
今だったら珍しくもない“ストーカー”という言葉も、10年前は、渡部篤朗や雛形あきこがドラマで演じることによって認知されかけていた時代であり、一方的に好きになって異常行動取るなんてのも、それをハッキリ言い表す言葉があまりありませんでした。
T君、中学時代にAさんを好きになりました。仲は、学校で挨拶する程度だったらしい。
しかし、その挨拶するというのが自分に恋心を抱いているに違いないという素敵な勘違いの元、休みの日はAさんの家の前で出てくるのをジッと待っていたり、Aさんがしている時計(女物)を自分も購入して身に付けるようになったり・・・と、恋心ではちょっと片付けられない中学生の恋愛をしていたそうです。
何で学校でそんな話になったのかは思い出せませんが、そんな行動をしているコトを彼から聞かされた周りは
↑更に言うなら、この時に自分がやっていることは異常とは思っていない。愛ゆえの行動くらいに言っていた
「この、変態」
「おかしいよ、お前」
という言葉を叩き付けており、「えーー、おかしくないよ、俺」なんて返答が返ってきた結果、学校の有名人になるのにさほど時間は要しませんでした。
このAさんとの素敵な恋話は、彼氏が出てきて「おまえ、家の前で待つの止めろ!迷惑しているんだよ」と、型に嵌められたんだっけな??
それ以降、家で待てないから学校近くの駅や家の最寄り駅をウロウロ徘徊するようになったそうな。
まぁ、そんな変態がクラスメートだったんだくらいの高校時代。
ひょんなコトから、僕とT君は10年振りの再会をします。
まぁ、ちょっとしたプチ同窓会なんですけどね。その時!
「おまえ、探偵なったんだって?Aのさ、今住んでる住所解らないかな??」
―――彼はそんなことを言い出しました。
続く。
■同級生がストーカーにメタモルフォーゼしてた 2 (2007.06.26)
昨日のを読んでいない人は、下から読んでくださいね。
好きな子の家の前で待ち伏せたり、最寄り駅で徘徊したりしていた高校のクラスメートが、10年経った現在、立派なストーカーにメタモルフォーゼしていたという話です。
T 「おまえ、探偵なったんだろ?Aさんの今住んでいる場所解るか??」
10年。
言葉にしてみればたった二文字ですが、人が変貌遂げるのには充分な時間だったようで。
山木「知ってどうするの?待ち伏せて、押し込みレイプでもするのか?そういうのは頭の中だけにしとけ?? なっ??」
T 「しねーよ!!」
山木「じゃぁ、何で」
T 「謝りたいんだよ!」
・・・どうも、変態の考えていることはよく解らない。
T 「俺、中学の時に家の前で待ってたりしただろ?あれって、Aの気持ちを考えないことだと思ったわけよ。だから、今なら素直に謝れると思ってさ。ほら、あいつ、俺のこと本当は悪く思っていないんだと思うわけよ」
( °д°)
T 「でな。中学の時の家に住んでいないらしいんだよ。というのも、俺の友達が京浜東北線の○○方面でAを見たって言うの。そっち方面のAの実家ないから、どうもその辺りに今の家があるらしくて。さすがに俺もそれ以上調べようにも調べられなくてさ。そこで、本職に頼もうって思ったわけ」
山木「色々と突っ込みたい所はあるのだけど、仮に現住所が解ったらどうするんだ?家の前で待ち伏せか?」
T 「まさか!それやって、前は怖がらせたってことくらいは解ってるさ!現住所が解れば、使ってる最寄り駅が解るだろ? 駅前で、偶然装って話し掛ける!」
( °д°)
山木「向こうはお前のこと、10年忘れているようなもんだろ?そんな男が、いきなり自分の最寄り駅で声掛けてきたらビックリ通り越して恐怖だと思わないか?お前、逆の立場だったらどう思う?」
T 「嬉しいけど」
( °д°)
ここらで、別のクラスメートBが「変わってないだろ!」とにやけた表情で話し掛けてきました。
B 「こいつの好きなAさん、芸能人になってるんだってよ。相手も相手だし、もう、完全にストーカーだよな」
山木 「芸能人? はぁ・・・こらまた、ドラマ的な展開だねぇ・・・」
T 「そうそう!俺、Aが出演してるCMビデオ録画しちゃったもんよ!たまたま他のドラマ録画してた時に映ってさ!やっぱり、俺とAは魂の絆があるんだなと思った!」
山木 「今の台詞、人から電波扱いされると思った方がいいぞ」
で・・・芸能人っていうんだから、どんな顔してんだろ、とサイトを開いてみると・・・

へぇ。普通に綺麗じゃない。
その流れで、彼女が出ているCMのHPを見てみると・・・
・・・・・・?
ちょっと、待て!

26歳って何だ! この人、Tと同級生だったら28歳だろ!
年齢詐称じゃんか!
T 「いいんだよ!Aは年取らないんだよ!」
山木 「病気だよ、オマエ」
続く。
■同級生がストーカーにメタモルフォーゼしていた 3 (2007.07.01)
7月に入ってしまいましたね。夏真っ盛りという感じがしますが、雨が相変わらず降ったり止んだりで、安定しない天気・・・。現在、大物芸能人のスキャンダルネタが入って来ているので、まとめ次第更新します。
それと、撮影に今から行きます!ようやく、East Endの真骨頂!“度を外れた大騒ぎ”が出来る!
さて、T君なのですが・・・次の話になる前に、彼がやっていることがどれだけ“ある意味”偉業なのかをちょっと記述しようかと。
T君に限らず、ストーカーって家の前で待ち伏せたり、その人がいると思わしき場所(仕事場とか、学校前とか)に何時間でも待ち続ける・・・みたいなイメージがありますが、それって本当は物凄いことなんです。
何って、ずっと待ち続けるってこと自体が。
目的が有ったにしたって、例えば電車が来るのに30分待つとか、相手が待ち合わせに来ないのを待つって苦痛じゃありませんか?10分にしろ20分にしろ、携帯を見ながらとか漫画を読みながらとか・・・それは相手が自分に連絡してくれたり、来たら自分に声を掛けてくれるからが前提であって、ただひたすら来るかも解らない相手を待つなんてことが出来るのは、それだけで特別スキル。
例えば、探偵業においても出来る人と出来ない人を激しく分けてしまうのが、この待つということなんですね。ラブホテルに入って行ったカップルが、休憩で出てくるなんて保証はどこにもありません。もしかしたら、泊まって次の日のフリータイムまで混ぜられたら、21時から次の日の夕方17時・・・20時間近く滞在される可能性だってゼロではない。
だいたいね・・・待っている間に、「もしかしたら、もういないんじゃないのか」「俺が見逃しただけなのでは?」という気持ちになるもの。
そんな気持ちを抱きながら、来るかもしれない&いるかどうかも解らない相手を延々と待ち続けることが出来るスキルっていうのは特殊であり、そんな能力者にターゲットにされてしまったなら、もうお気の毒としか言いようがない・・・。
だいぶ長い前振りになりました。
しかし、ここの部分を書いておかないと、次の彼の行動の異常っぷりが伝わらないのでw
さて、そんなT君。高校時代の一番待っているという異常行動で、僕ら同級生がドン引いたのが次の発言。
T 「俺さぁ、元旦からAの家の前で立っちまったよー。時間?7時間くらいじゃん?正月なら初詣にでも出るだろうと思って出てくるのを待っていたんだけど、中々出てこなくてよ。結局、腹減ったから戻ったんだけど・・・今度は弁当持ってくかな」
ちなみに、その7時間を何して過ごしてるかって問いには
T 「Aのこと考えながら、来たら何て話しかけようかとか・・・」
さて、そんな異常スキルを持ったまま大人になった彼が、10年後にした行動は有る意味感動すら覚えました。いや、割と本当の話。
つづく
■同級生がストーカーにメタモルフォーゼしていた 4 (2007.07.03)
さて、ストーカーと化したT君の続きです。
Aさんの年齢詐称問題は置いておくとしましょう。
現住所を調べることで、何とかAさんに接触を図り、直接謝罪することがT君の目論見であることまではわかったものの、そうすることで過去の悪行が清算してもらえると考えている辺り、依然としてT君の発想は常人には理解し難い。
とりあえずその点に突っ込んでみました。
山木「謝れば一からやり直せるっていうけどさ、君の過去の仕打ちを考える限り、どんだけ頭下げた所でAさんが君に心を開くとは思えないんだけどなぁ」
卑怯な男「でも俺、頑張って痩せたぜ」
山木「はい?何の話?」
卑「中学の頃にAから太ってるのが嫌だって言われたって話はしただろ。じゃあ、どういうのがAの好みなのかと思って、Aの友達とかに聞いてみたんだけど、細面でガリガリに痩せてるようなのがタイプなんだって。だから一生懸命、痩せる努力をしたんだよ」

山木「はあ、えーと、つまりルックスがAさん好みになったから、謝罪は受け入れられると。確かに痩せてるな」
卑 「78sを60sまで落としたもの」
山木「どうやって!?」
卑「ビリーザブートキャンプをフルで一日2セット、1ヶ月かな・・・あれって凄いな」
※探偵ファイルでやっている企画を、1ストーカーが軽くブッチ切った瞬間!
山木「その運動量を、何もやってない君が出来るってのが凄い。いや、マジで」
卑「本当はあと2、3キロは落としたいんだけどね。まあ、でも俺とAが並んで立ってるとこ想像してみろよ!絵になるぜー」
山木「えーと、それは何?対比によってAさんがより引立つ、とかそういう意味のことが言いたいの?」
卑「違うよ!お前、事務所のHPに載ってる、Aの写真は見たよな?」
山木「ああ一応ね」
卑「美人だろ?」
山木「……」
卑「美人だろ!」
山木「そうですね」
卑「その横にスリムになった俺が並んで立つんだよ。お似合いじゃん」
山木「あー…ひょっとして『俺はそれくらい男前なんだよ』って言いたいの?」
卑「少なくとも不細工ではないだろ。昔、子役のスカウトが来たこともあったし」
山木「うんうん、最近もあったね、そういう詐欺」
卑「違うよ!詐欺じゃないって。幼稚園の頃に本当に子役のスカウトが来たんだよ。そん時はばあちゃんが追い返しちゃったんだけど、惜しいことしたよな。あの時、子役になって、今でも芸能活動を続けてれば、今頃は俺もAと同じ芸能人だったんだぜ。それなら遠慮なくAに近づけたのにな」
山木「・・・とりあえず、Aの住所は調べないから。二次被害とか、犯罪教唆とか、共謀とか色々な単語が浮かんで離れない」
体重を1ヶ月で20s近く落とすところとかはマジで凄いと思うのですが、相変わらず発想が地面が数センチ浮いています。
みなさん、気をつけましょう。ストーカーはどこで何考えているか解りません。
Aさんの話はこれで終わりですが、彼は大学時代にも似たようなストーカー行為はやっていました。その話はまた次回に。
まだ、ちょっとだけ続く
■同級生がストーカーにメタモルフォーゼしていた 5 (2007.07.05)
久々に再会した T 君がストーカーになっていたという話を何回か書きましたが、僕が接点のなかった時期である大学時代にも、彼は色々とやらかしていたようです。 T 君の大学時代について知る人物から、このサイトを見たようで情報を頂くことができましたw
なんと、T 君のストーキング行為は、運転免許を取得してから更にエスカレートしたとか。車は移動手段であると同時に、うまく使えば身を隠す手段にもなります。 T 君が運転免許を取得した目的自体が、 A さんの自宅に通うためだったのではないかという話も。事実、免許取得後のT 君は、定期的にAさんの自宅へ通い始めたとか!
しかも、「もし A に出くわすといけないから」という理由で、コムサデモードで購入したというお気に入りの白い Y シャツと、足が長く見えるというジーンズを毎回着用して出撃したというのだから笑えます。
格好がどうのこうの以前に、目撃された時点で通報確定だろうに・・・。ちなみに T 君は自称「田村正和」で、田村と同じような髪型と、「後ろ髪の長さ」が自慢でしたが、周囲からは「新沼謙二に激似」と言われていました。 こないだ会った時は、「ヨン様みたいに全部ポールスミスでまとめたら?」と、微妙に長い髪とメガネを皮肉って伝えたところ、

T 「そうか!俺はやっぱりぺ・ヨンジュンに似ているのか!近所のおばさんも似てるって言っていたんだよ!」
と、本気にしてしまったという話も付け加えておきます。
T 君の異常な執着心の対象は、実は A さんだけではなかったようで、その一人についての話は、高校時代に遡ります。地元のゲーセンで、ある時、 T 君はタイプの女性店員を見つけました。それをきっかけに、 T 君はその店員が勤務を終えて帰宅する時間まで、ゲーセンの近くで待機するという異常な行動に出るようになりました。
更に悪質なことに、わざと気づかれるように尾行するのです。
女性が T 君に気づいて落ち着かない様子を、ニヤーッと笑みを浮かべながら尾行していくのが快感だったとのこと。
明らかにヤバいですね。 T 君が原因かどうかは定かではないですが、その店員はまもなく辞めてしまったとのこと。怖い話です。
もう一つの話は、大学時代。 T 君は、同学年にタイプの女性がいるのを発見しました。その日から T 君は、彼女が受講している教室の窓から、講義を受けている彼女の姿を覗き込むという恐ろしい行動に出るようになったとか!立派なストーキング行為ですが、 T 君の思考回路を通して変換されると、「彼女を見守る」という行為になるようです。
当然、 T 君のそういう行動は、他の受講者や彼の友人にも気づかれてしまうわけで、「 T はキモい」、「あいつにだけは関わるな」といった評判がたちまち広まったそうな。とはいえ、 T 君はそんなことを全く知らなかったそうです。多くの場合において、本人に自覚がない行動ほど恐ろしいモノはないとい良い例ですなぁw
先日久々に再会した時に T 君は、大学時代の人間関係は安定していて、自分のストーカー癖も全く知られていないと強調していました。ですが、上記のような話を聞く限り、何も知らないふりをしていただけのような・・・。
続く
■同級生がストーカーにメタモルフォーゼしていた 6 (2007.07.08)
T 君関連の話題で前回は、大学時代のストーカー行為について書きました。
今回はその続きで、大学時代の T 君の被害者と思われる B さんの話を元同級生より聞けたので、書くことにしましょう。
大学で同級生だった B さんは、ある時 T 君とちょっとしたトラブルになりました。それまでも特に親しかったというわけではないようですが、いろいろと面倒なことが重なって、結果としてそのトラブルに至ったようです。
その数日後から、真夜中に無言電話が頻繁にかかってくるようになりました。
しかも、 B さん一家が床に就く時間を知っていたかのような絶妙なタイミングで、ちょうど一家が寝静まる頃にかかってくるのです。
プルルルル、プルルルル・・・。最初の頃は嫌がらせ電話とは知らず、急用かもしれないと思って、 B さんやその家族が起き上がって受話器のある場所へ行きました。すると、やはり寝室から受話器までの距離をまるで把握しているかのように、絶妙のタイミングで電話が切れてしまっていたそうです。
そういうことが続いて、これは嫌がらせ電話なんだということが分かったので、電話が鳴っても無視することにしました。そうしたら、今度は電話に出るまでいつまでも呼び出し続けるように!
で、電話に出ると、主に三つのパターンが。
一つは、電話に出た瞬間に切ってしまうというパターン。
二つ目は、無言で沈黙が続くパターン。
そして三つ目が、受話器の向こうから「ハァハァ」という怪しい息遣いが聞こえてくるパターン。
B さんだけでなく、家族も気味悪がって、心当たりはないかと家族会議になったそうです。その中で B さんが、 T 君の話題を出しました。 T 君の大学での振る舞いを話すと、家族は一様に納得。
「絶対こいつだ」ということになったわけですが、確実な証拠がありません。
ところがある日、話は急展開します。いつものように、真夜中に電話が鳴り、 B さんが眠い目をこすりながら受話器を取りに行くと・・・なんと着信番号が。
それも、 T 君の携帯電話の番号でした。
悪戯電話を掛けるのに、ナンバーディスプレイに通知してしまう・・・アホ、極まりない。
ですが、 B さんは T 君の性格を考え、しつこく聞いてどんな悪質な仕返しされるか分からないと思い、遠まわしにいくつか質問してみました。
ですが、 T 君は「お、俺、何も知らない・・・」と、裸の大将よろしくドモりながら、目線を合わせることなく全面否定したそうです。それ以来、 B さんの家に悪質な電話がかかってくることも、なくなったそうですが・・・偶然にしては、話が出来過ぎですね・・・。
この話を聞いて、T君も異常だなと殊更ながらに思ったけど、B君の家が非通知拒否にすれば良いだけのコトなのでは・・・と思わないでもありません。
続く
■同級生がストーカーにメタモルフォーゼしていた 7 (2007.07.16)
前回に続き、 T 君の大学時代のトラブルをもう一つ。
前回の話に登場した B さんは、別の機会にも T 君とトラブルになったことがあるそうです。
その時も、やはり身の回りに不思議なことが起こりました。それは、自分では請求した覚えのない資料が同封されたダイレクトメールが次々に送られてくる、というもの。
最初に送られてきたのは、英語のリスニングテープに関する資料だとか。それも、普通のリスニングテープではありません。
テープを毎日一定の時間聞くと、毛根が刺激されて、次第に毛が生えてくるというものでした。
全く意味不明です。こんなことで毛が生えてくるなんて初耳です。というか、因果関係を理解できません。
しかも、教材の販売価格が 200 万円。これ、ボッタクリ確定でしょう。
まぁ、こんなのに騙される人がいるとは信じがたいですが・・・。 B さん一家は、このダイレクトメールが届いて驚きました。そして、嫌がらせ電話の一件があったこと、最近も B さんと T 君の間でトラブルがあったことから、犯人は T 君ではないかと考えるように。
そうこうするうちに、次のダイレクトメールが。応募してもいないのに、芸能プロダクションから新人タレントのオーディション用の選考書類一式が届きました。念のため送り主であるプロダクションに電話で確認してみると、確かに B さんの名前で応募があり、指定された住所に書類を送ったと、事務局の担当者は説明したそうです。
その後も、怪しい通販のカタログや、代々木アニメーション学院の入学願書なんかがいくつか届くようになり、 B さんの父親は怒り心頭。「 T ってのはどんな奴だ、警察に通報してやろうか」などとも家族内で話していたそうですが、大学での B さんと T 君の関係は次第に疎遠になり、各種の嫌がらせもなくなったそうです。
ですが、それで話は終わりませんでした。何事もなかったはずの B さん一家の平和な日々は、ある日、突然破られました。 B さんが応募してもいないのに、沖縄県警、鳥取県警から、警察官志望者のための請求資料が続々と届いたのです。
B さんは、「これも T に違いない」と思いました。というのは、 T 君の性格として、「何らかのトラブルについて、本人も周囲の他人も忘れた頃に突然思い出し、尾行や各種行為を再開する」という行動パターンが知れ渡っていたからです。 B さんが友達に話すと、「絶対に T だよ。 T に違いない」と、みんな確信を持って言ったそうな。
そういうわけで、大学時代の T 君は、ストーカーにとどまらず、各種の嫌がらせを定期的に行っていた「疑い」があります。とはいえ、 T 君本人は、周囲でそのような噂が広まっていたことについては、今も全く知らない様子でした。 T 君本人は大学時代の自分を「人気者」と自称していましたが、当時の周囲の人たちの何人もが、「今後関わりたくない人」として彼の名を挙げており、別の意味で非常に“人気者”だったというのは外れてはいないわけなんだけど(苦笑)
山木
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